訪問歯科はどこまで来てくれる?

訪問歯科はどこまで来てくれる? 訪問歯科を利用したい時に、色々と調べて探す人はあまり遠くの範囲で検索しない方が無難です。
なぜなら、訪問歯科は半径16㎞の距離までと決められています。
それ以上遠いところまで行くと、違反をした歯科医は厚生局からお叱りを受ける羽目になってしまうのです。
大阪駅からだと西宮辺りで16㎞なので、兵庫県西宮市に住んでいる人が隣の大阪府の中心地の梅田あたりの歯医者さんに来てもらうことや、西宮から15km程離れた神戸市三宮あたりの歯科医にお願いすることも、規定の上では可能です。
しかし、できれば市内や町内で探すことをお勧めします。
半径16㎞までと言うのは山奥などのへき地に住んでいる人で、近くに歯医者さんが無い場合の最大距離だと考えてください。
現在歯科医の件数はコンビニの軒数よりも多いです。
訪問歯科を行っている歯科医も今後増えてくので、隣の市や隣の都道府県にまで範囲を広げる必要はないし、わざわざ遠くから来てもらうだけのメリットはないと考えても良いでしょう。
多くの場合、やんわりと断られるでしょう。

訪問歯科での治療サービスを利用できる人の条件

訪問歯科での治療サービスを利用できる人の条件 訪問歯科は歯科医師や歯科衛生士が自宅を訪問し、歯の治療や健診、口腔ケアを行うサービスです。
利用するには条件があり、通院が困難な方と決められています。
要介護などの体に障害のある人は、普通の人だと通える範囲に歯科があっても通院は困難で、体に障害があったり、病気を持っている人ほど、普段自分で口腔ケアが行いにくく、治療が必要になってきます。
自宅で介護を受けている方や他の医療施設や入居施設に居住している方も利用できます。
通院が不可能で虫歯や入れ歯の不具合などで訪問歯科を希望する場合は、まずは訪問歯科協会のコールセンターに連絡し、日時を指定して、近くの歯医者さんが伺いお口の中の状態をチェックします。
そしてその結果を説明し、その後の対応を相談し、患者様の健康状態やご都合を考慮して治療計画を立て、本人と家族の了解の上で治療を開始します。
定期的に自宅を訪問してお口の中の治療や口腔ケアを実施して、お口の中だけでなく、体全体の健康が改善されたケースもたくさんあります。