訪問歯科に歯科衛生士は必要？

訪問歯科に歯科衛生士は必要？

訪問歯科はけがや病気などで外出できない場合や要介護認定を受けていることによって、直に歯医者に行けない人を対象に歯科医が自宅を訪問して口内の治療を施すものです。そんな訪問歯科医を歯科医院を開業した際にサービスとして含めたいときに、自身だけでなく助手として歯科衛生士は必要になります。
歯科衛生士は歯医者さんのパートナーとなり患者様のお口の中を触ることが出来る役割を担っています。設備が整っている医院で行うのではなく、相手の自宅で治療をするので器具の持ち込みは最低限になるので口を広げたり明かりを当てるなどのサポートがないと患部がわからなくなるからです。さらに治療の後は機械を使って歯石を取ったりむし歯予防のために歯に薬を塗ったり、治療後の歯を大切にするための保健指導も行うので虫歯や歯周病の予防だけでなく入歯をつけることになった人にも不安になっている部分を相談することによって心身のケアにもつながることができます。

訪問歯科を開業するときのポイントについて

訪問歯科を開業している時は、通常コーディネーターと呼ばれているスタッフが在中しています。このコーディネーターは荷物運びや送迎車を運転する仕事をメインに行ない、クリニックと施設を繋げるパイプ役となります。外来診療をメインで行ない、さらに訪問歯科も行なっている小さな診療所ではコーディネーターが不在になっているケースもあります。このような時はドクターが直に運転をすることもあるので、必ず自動車保険に加入しているかを確認しておくことが大切です。
歯科業界が未経験の人でも入社を希望している人も多く、医療従事者への理解がよくできていないケースもあります。このような話があれば歯科衛生士との信頼関係にも影響が出てくる話もよくあります。この部分は個人差も多いので、それぞれの相性がとても大切になってきます。心配な人は単独訪問に関して不安が大きいと言う人もいます。しかし居宅をメインとして訪問歯科を行うケースでは、訪問先とのアポイントメント調整をしっかりと行なっています。これにより時間の融通がきくので、子育て中の人にはとても働きがいがあると言われています。